らくだの歴史
紀元前3000年前後にアラビアで飼われていた事が分かっていますが、実際にはそれ以上前から存在していたのではないかと考えられています。しっかりとした記述が見られるのは11世紀に入ってからで、どちらの種類から先に誕生したかは分かっていません。 家畜として、移動手段としてアラブなどを中心に重宝されます。また、らくだを用いたレース(競駝)も盛んに行われて人々を楽しませ、日本でも1800年代に見世物として大変な人気を呼んだと伝えられています。昔は勿論の事、車や飛行機が登場した今でもらくだは一部の人達にとって欠かせない存在であり、きっとこれからも大事なパートナーであり続けるのではないでしょうか。
らくだの生態と特徴
■性格
おっとりした外見通り、穏やかで大人しい性格です。ただし、発情期になると凶暴になる場合もありますので注意。
■種類と分布
■まつげ
らくだは長いカールされたまつげをしており、それも砂埃を防ぐのに役立っています。また、眉毛も砂漠の鋭い日差しを避けるのに効果的です。
■こぶ
水分が含まれていると思っている人も多いですが、正確にはこぶ自体が50キロ前後の脂肪から出来ています。脂肪に含まれる水素と炭素の燃焼によって水分が作られ、らくだのこぶの中では約50リットルもの水分が作られるのです。本来、体重の事を考えるとこれだけなら長持ちしませんが、らくだは体内の水分の減少が遅い為に長期間水が必要無いのです。こぶは栄養が足りなくなると小さくなり、また補給すると元の大きさに戻ります。
■体温調節
水分がなかなか失われない理由に、体温を上手に調節する能力がある事も挙げられます。暑い時は体温を高くする事で汗をかくのを抑えます、他の動物が暑くて200回300回と呼吸をする間も彼らは20回程度の呼吸数なのです。正に砂漠のエキスパートですね。
■血液
一度に体重の1/3の水分を摂取する事が可能ですが、普通の生物なら急激に大量の水分を摂取すれば血球が破壊される恐れがあります。しかし、らくだの赤血球は他の動物よりも抵抗力が強い特徴があります。形も楕円形をした無核であり、これはラクダ科だけの特徴的なものなのです。
■足
すらりと長い足で、その蹄は角質化されたたこを持っていると言う特徴があります。これが柔らかく接着面積を大きくする事で、足が砂に埋もれるのを防ぐ役目をしているのです。
■鼻
大きな鼻をしていますが、砂が入り込まない様に穴を自在に開閉出来ます。それによって砂を防ぐだけでなく、呼吸の水分消費を最低限に抑える役目を果たしています。
らくだの食用
その肉は非常に安価で乾燥地域では大きな需要をもたらすものの、あまり美味しいとは言えないのが正直な感想です。ただ、乳は牛乳を上回る栄養を含んでおり、脂肪分が少ないのでヘルシー嗜好の人には適した飲み物と言えます。普通の牛乳の様に新鮮な状態で飲んだりホットミルクとして飲まれています。
鳥取砂丘でらくだに挑戦
らくだに乗ってみたいけど、乗れる場所なんて日本に無いのでは?と思っている人もいるでしょう。しかし、日本でもらくだに乗れる場所はあります、それは砂丘で有名な鳥取砂丘。観光者向けにサービスが行われており、大体1人乗りで2000円、2人乗りで3000円位です。決して安い値段ではありませんが、機会がある方にオススメです。ただ写真を撮るだけでもお金を要求されますので注意。
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